今月末からサピックスに息子が通う予定となりました。

難関校に行きたいと思うようになった以降は、他塾に通わせながらもサピックスの事はずっと気にはなっていました。

これを気にサピックスへ転塾するというのはチャンスと言えばチャンス。

何かきっかけがないと5年生のこの時期になって、なかなか転塾する気にならんですよね、実際。

正直、不安しかないというのが本音ですがもうしょうがない。

サピックスだけ見ると悪い塾じゃもちろんないのですよ。
難関校実績ならサピックスの一人勝ちっていう状況が10年近く続いているのかな?

ついていければという条件付きですが、難関校への特急券。

当然、向き不向きもありますよね。


Nとサピックス、どちらの塾も経営の為、利益を出す為にたくさんの生徒を確保したい。

そのためのアプローチとして、少子化に鑑み「中受の大衆化路線」を目指しマーケットを広げて生徒数を確保したい日能研と、ひたすら「難関校実績の高さ」をアピールして生徒を集めようとするサピックス。
目的は一緒でもそのためのアプローチは大きく異なる。

将来性を考えたら日能研のアプローチの方が正解のような気がします。

難関校実績を上げるといっても、少子化のご時世、学校の数が増えるわけがない。
当然として難関校の数が増えるわけもなく、難関校合格実績右肩上がり路線っていずれは頭打ち。
行き詰まるのは必然。
サピックスは後発の分、先鋭化して分かりやすく顧客にアピール、既存の塾からの生徒を奪い取るしか生き残る道がなかった。
「難関校への合格実績」
シンプルで分かりやすいから顧客へアピールも容易。
マーケティング戦略の基本ですが、短絡的で長期展望に欠けるとも言えます。

首都圏、男子・女子の御三家だけで生徒数は2000人? そのうち、1500人が既にサピックス出身者 笑笑
ほとんど行き着くとこまで行っちゃったのでは?
周りみてても出来る子はサピックスってもう既に定番になってますから、これ以上出来る子を集めるっていってもレベルを落とさない限り拡大する余地が少ない。
生徒の質を落とせば実績が落ちる。

実績が落ちれば優秀な生徒が集まらない。

グノーブル なんていう少数精鋭塾も台頭してきつある。

どだい、少子化の流れの中で難関校合格者数で塾を大きくしようとすることに矛盾がある。
直ぐに行き詰まります。


それに対して、日能研は中受のネガティブな要素を出来るだけ無くして、受験者の裾野を広げていく路線なので少子化と言えども中受の割合が全国で7-8%の現状ではまだ拡大の余地があります。

サピックスに関しても生徒数の増加に伴い、最近は少し裾野が広がってきたという話も聞いてはいましたが、実際、ウチの子がNで転塾の直近の全国模試の偏差値が58、サピックスの入室テスト受けたら偏差値が49  笑笑
こういうの見ると、まだまだサピックスは圧倒的に優秀な子達を集めているんですよ。
合格実績の通りですね。
入会金もサピックスはNや啓進塾の倍 www
自習室も作らないし強気です。

もう、中受世界のブランドですらあります。


現状では中受の優秀層をごっそりもっていったって状況です。

Nの全国模試は選抜クラスであるMクラスの子だけの偏差値って出してくれません。
習熟度を測る育テは内容が選抜と一般では異なるので受験種別として分母をMクラス受験者とした順位のみ出してくれます。
息子の直近の育テでは3579人中、1300位とMクラスでも平均の上を行ってました。
それでもサピの入室テストは偏差値49だったわけです。 笑笑

NのMクラスは全体の30%を目安に基準点設けているといわれておりますが、うちの子はMでも上位クラスでした。

この辺は感触ですがサピックスに集まる子供達はNの上位20%以上の成績の子達が半分以上いたって事ですね。

授業やテキストの内容もとうぜんそれに準じた内容になっているはずなので楽しみといえば楽しみです。
ついて行けるかな?
不安は楽しみ以上にありますが・・・笑笑